「だれが賢い妻を見つけることができるか、彼女は宝石よりもすぐれて尊い。」箴言31-10
「主なる神は人から取ったあばら骨でひとりの女を造り、人のところへ連れてこられた。」創世記2-22
家庭を顧みないで仕事熱心に励む時期は必要です。
一定の時間を集中させて取り組まなければ、本来必要なビジネススキルや精神的支柱を得ることはできないからです。
その時期は就職してから40歳前半まで続くでしよう。
仕事も家庭も両立すると考えるのは無理です。
この時期、仕事に没頭できなければ、将来のキャリアアップは望めません。
こうした現実があるなかで、若い夫婦は何を目指したら良いでしようか。
これは夫婦の課題です。
そのやり方は千差万別で、ある人は専業主婦としての役割を妻に担っていただき、ある人は夫婦共働きで家事も分担するという方法が適しているかもしれません。
その時に経済価値を最優先すると家庭が崩壊します。
多くの給料を持ってくるものが最も仕事ができると思い、経済力のないものをないがしろにすれば必ず精神が病みます。
わたしが加藤諦三さんの本を読んで最も感激した箇所の一つに、こんな言葉がありました。
「世の中で最も仕事のできる人というのは、酒を飲みながらくだをまく夫を慰め会社に送り出し、反抗していうことを聞かない息子をなだめ学校に送り出し、自分は家事を務めながートに出ている奥さんのことである。」
わたしはこの言葉を読んで震えがでました。
わたしは過去に家族関係で失敗をしましたが、身近にいる最も良き協力者、カウンセラーである妻のことを心から尊敬することをきっかけに、人生の価値観の転換に成功することが出来ました。
世の中の仕組みでは説明はできませんが、会社のことを大切にする以上に、妻や子供のことに目を向けることのできる人は、結局最後に世の中で成功します。
若い時多くの波乱万丈な人生を歩んだとしても、そして多くの失敗を重ねたとしても、もし妻の大切さに気が付くことが出来れば、不要な回り道をすることがなく、静かで平和な家庭が与えられる方向に歯車が回り始めます。
気が付けば年老いたときに身近の愛する人がそばにおり、問題を乗り越える良き話し合いをできる宝のような環境が与えられていることになるはずです。
この日記は日本ホーリネス教団大島キリスト教会工藤良一師のデボーションテキスト「こころのごはん」を読んだ感想を書いています。
*残念ながら現在心のごはんをインターネットで見ることはできません。
工藤良一師のプロフィールとともにこころのごはんをインターネットで見ることが出来るようにとお祈りしています。