しあわせうさぎさんの決意

教会、職場の不安、困難の乗り越え方とは?

働き人がいないときはどうしますか。小さくなりながらそこにとどまることは御心ではありませんか。

ブログランキング・にほんブログ村へ

そこで、兄弟たちよ、あなたがたの中から、御霊と知恵とに満ちた、評判のよい人たち七人を捜し出してほしい。

使徒行伝6-3

 

使徒たちの進出により神の言葉は増々広まり、弟子の数は増えました。このことは私たちの伝道活動に非常に勇気を与えますが、 一方で増えないことは悪だという狭い視野の考え方に発展する時もあると思います。特に労働人口が減り続ける世の中で、増えることは当たり前だという論調は教会内の分裂生み破滅させるかもしれません。

 

教会の役員選挙の時期が近くなると、何か心がざわついて落ち着かなくなるということがないでしょうか。もし役に選ばれてしまったらどうしようかと色々と思いを巡らしてしまうことも多いと思います。私は選ばれたくない、他の人に押し付けたいという思いが働いて、本来あまり役員の仕事に向いてない人が当選してしまうかもしれません。不向きな人がトラブルを起こし、教会の運営に重大な影響を与え、役員や牧師が辞めたくなってしまうことも本当によくあることなのです。

 

町内会の場合は運営が滞ると、公園やゴミステーションの維持が立ち行かなくなるという、目に見える具体的な問題が発生します。この時問題の対象が人の心のあり方まで及ぶことは少ないかもしれません。 もちろん町内の信頼関係は重要ですが、相手の存在価値 の否定に関わることまでに発展することは少ないでしょう。

 

ところが教会でこのような問題が生じると、信仰のあり方、許しの考え方が問われ問題を起こした人または被害を被った人が神様との関係の中でそれぞれの問題を解決しようとします。お互いの和解が与えられなければ、それぞれの信仰を尊重すると同時に、分裂するとかあるいは教会離れる信仰を棄てると言ったことが起こりますつまり霊的な死の危険にさらされる危険が高まるのです。ですから、教会活動を現状維持しようと固執して、役員の数や奉仕の内容を従来並みに確保することは、実力以上の奉仕を喜びなしに続けることにつながり、適任でない人役員になってしまうことにつながると思います。

 

使徒言行録2-41には三千人ほどが仲間に加わったとありますが、これくらいの人々のお世話をするために七人の霊と、知恵に満ちた、評判のいい人が選ばれたということになります。およそ四百人で人が選ばれるという超難関な狭き門ではなかったかと思われます。教えと、相互の交わり、パンを裂くこと祈ることに熱心であったということですが 、七人が選ばれるきっかけになったのは、日々の分配のことでやもめたちが軽んじられていたからとあります。

 

私の言いたいことはまず現状維持がありきの活動にこだわるのではなく縮小の世の中にあっては教会活動のやり方も知恵を用いた縮小路線にしてはどうかと思うのです。

拝と聖餐、説教、祈り、そして交わりが 原点なのですから、これらの行いをもう一度良く考え、少人数の役員で行うための知恵が与えられるように日々 祈っています。

 

効率化という観点からは、パソコンやインターネットの活用も大切ですが、一方で年配の方に対して従来の紙媒体やCDなどを用いた郵送による伝道フォローも欠かせません。よく対面でなければ なかなか伝わらないものがあると言われますがそれにこだわってやが奉仕者がいなくなり全てが消滅してしまうよりは、できる範囲の中でインターネットの活用をしていくことを柔軟に考えていくことが大切だと思います。 一方でパソコンに抵抗ある人に、無理やり使用することを強いることも問題だと思います従来を行っていた奉仕をやめることは多くの抵抗を受けるかもしれませんが現実の世界で一つの場所に集まって、 同じ時間を共有するということのこだわりを捨てるということは、特に年配の方にとっては理解していただきたい重要な課題と思います。 一方で コミュニケーションの基本を忘れず 相手のことを思いやるとともに祈るということが、いつの世 最も重要なことである と心に留めておくこと 何よりも大切だと思います。