しあわせうさぎさんの決意

教会、職場の不安、困難の乗り越え方とは?

ずるいひとを見分ける観察力は幸せの第一歩

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優しさに触れて気が付かされること

うつの状態の時は自分のことばかり考えて、他人のことを考える余裕がありません。
加藤諦三の本に「うつ病は重症でも2週間で治る、もし……」という本があります。
その中にはもし他人のことを考える時間が持てたら、うつは著しく回復するとありました。
そうです、例えば自分が他人のことを愛情をもって見ることが出来なくても、
周囲の人の愛情のある交流を傍で触れるだけで心に変化が起こると思います。
過去に僕は、元気のないうつのわたしに変わらず接しているわたしの家族は、
本当はすごく尊敬すべきなのではないかと気が付いたことがありました。
気丈にふるまう妻と娘に僕は底堅い信頼感を覚えたのでした。
 
そもそも、うつの時は自分は世の中で最も低い者だと感じるものです。
他人がみんな自分より優れていると心から思いました。
劣等感を隠す気力さえない僕は、今のありのままで会社にしがみついて生きるしかないと思いました。
しかしひとつだけ心に決めたことがありました。
それは大切な人のために自分の時間と労力を使おう、
自分のありのままの存在を認めない人や、
自分を利用しようとするずるがしこい人とは離れようと。
 
これは僕にとって人生の大転換でした。
好きな人には心から笑顔を向けました。
嫌いな人には極力距離を取りました。
実際僕は周囲の人の9割と疎遠になりましたが、
なにも困らないことを体験すると、だんだんこの環境が快適になりました。
そうして言葉と行いを一致させる自由を謳歌できるようになりました。
 
この時僕は初めて、自分はいかに勇気がなかったか、
周囲の人に、そして父親におびえていたのかという事を知ることが出来ました。
同時に僕の周りのずるがしこい人の思いが見えるようになりました。
相手を観察し、その背後にある動機を正しく知ることは、自分の幸せをつかむための必須条件です。
なぜなら自分らしく生きることを否定するのは、大抵このようなずるい人であり、
一方で自分の自由を尊重し背中を押してくれる大切な人とのつながりこそ人生の目的と言えるからです。
 
①うつの状態とは自分のことばかりを考えている状態である
②うつの人はそれまでに周囲の愛情に気が付かないでいた
③うつのきっかけで自分自身の破綻状態を知る
④大切な人との信頼関係に喜びを感じたことを忘れない
⑤大切な人のために自分の時間と労力を使おう
⑥するずるがしこい人とは離れよう
⑦相手を観察し、その背後にある動機を正しく知る
(そのことで心を防御できる、更には相手のずるがしこさを察知できる)
⑧自由を尊重し背中を押してくれる大切な人とのつながりこそ人生の目的
 
次回は過去の人間関係を反省することについて考えてみましょう。
各ステッブの記事とまとめの記事をリンクさせますので振り返ってご覧ください。