しあわせうさぎさんの決意

教会、職場の不安、困難の乗り越え方とは?

パーソナリティー障害、発達障害の人が職場にいたら

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あなたが自己実現に励めば、ずるがしこい人は去っていく


わたしは心理学の専門家ではありません。

ですから職場の人がこの心の病であると断言できません。

自分で調べて、その可能性が高いと確信して、人事部に相談しても、「それはあなたの考えですよね」と一笑に付されます。

しかし明らかに病的で放っておけない事態というものは実際にあるものです。

職場のリーダーが自分の身を守るために、部下の心の状態を正しく把握することは非常に重要です。

そしてもしその精神状態の特性が、パーソナリティー障害や発達障害に合致しているなら、その対策を調べるなり、専門のカウンセラーに相談することで大いに助けられるものです。

 

例えばわたしの回りに自己愛性パーソナリティー障害に近い行動をする方がいました。

わたしが経験したのは次のような側面でした。

①自分の優位性を長々と話す

②相手を支配しようとする

③批判されると著しく反発する

④人に見えない地味な仕事は避ける

この方は非常に頻繁に私のところにやってきました。

そして長い間自分の話をして帰っていくのです。

心の底に劣等感があるのを感じました。

しかし仕事は非常に出来る方です。

長い時間をかけて、この方の劣等感を補い、自信を付けるように配慮しました。

もちろん仕事の能力は評価していることも繰り返し伝えました。

そして一方で人に見えない地味な仕事にこそ、大切な意味があること、このことを理解することこそ、あなたの最大の課題であることを伝えました。

後日カウンセラーにこの人のことを相談したら、このタイプは問題が多いが上司の言うことは良く従う(上下関係を重視する)と言われました。その後の接し方の参考になり大いに助けられました。

 

もうーつのケースではアスペルガー症候群のような行動をとる方がいました。

わたしが経験したのは次のような側面でした。

①パソコンを使った調査、マニュアル類や過去の記録に関する調査が得意で、一日中その仕事

をやっていても疲れない

②一方他人との心を通じたコミュニケーションは苦手である

③状況の変化で臨機応変に対処するのが苦手で、口頭指示も好まない

(何か問題があればこのことについてのルール作りを要求する)

④空気を読めない

この方も頻繁にわたしに話をしてきました。

本質的には職場の周囲の人と良好なコミュニケーションを取れないでいることが大きな問題でした。

もちろんコミュニケーションの改善を申し人れしましたが、本人の限界は明らかでしたので、業務を人間関係の少ない自己完結型の仕事にローテーションしていただきました。

そうしたら明らかな改善効果が表れて、仕事に支障のない範囲で良好なコミュニケーションを行うようになり、仕事の成果も発揮できるようになりました。

 

職場人間関係を維持するには職場リーダーの働きが重要です。

しかしその働きの最も重要なものは、人物理解であるということを申し添えたいと思います。       

まずは自分自身を省み、自己達成感に満たされた健康な心を意識しつつ、相手を思いやる目で観察し、上司としての自己課題と相手の課題を分離して、本当に相手に伝えるべきことを心を開いて伝えることが大事だと思います。

しかし思うように現実は動かないかもしれません。

でも落胆しないでください。

もしあなたが部下や上司のことを正しく理解したとしたら、そしてそのうえで自分の自己実現のための努力を怠らないようにしたとしたら、相手と言葉を交わさずとも理不尽なトラブルから守られることが多くなるはずです。

なぜなら相手は熱心に自己実現に向けて励むあなたを見て、 もう軽蔑することをやめるからです。

各ステッブの記事とまとめの記事をリンクさせますので振り返ってご覧ください。