自分を愛せない人は他人を愛せないと言います。
しかし恥ずかしいことに僕はこの意味を分かっていませんでした。
自分のことが嫌いでも、いや嫌いだからこそ他人のことを尊敬し愛することができると思っていました。
劣等感の強い、自分に絶望している人は何を考えるでしょうか。
もし自分がもう少しお金持ちだったら、もしもう少し学歴があったら、もし身長があったら、もし・・・。
そのままでは人前に出ることは出来ないから、他人に好感が持たれるように努力します。
他人に自分がどう見えるかに意識が集中するのです。
そうすると一見他人のことをよく考えているように見えますが、
実は自分のことばかりを考えているわがままな状態といえます。
こんな時少しでも他人に批判されようものなら、自分の精神状態はぐらつき平常ではいられなくなります。
こんなことを数年続けると、あなたの周りにはあなたのことを何でも言う事を聞いてくれる鴨と思っているずるがしこい人ばかりが集まってきます。
このような状態から抜け出すためには、あなたがありのままでも自分は愛されているという実感を与えてくれる人が必要です。
いま自分の周りに信頼できる人がいないなら、だからこそ今日から始めてみませんか。
①自分の本音で好きなものと嫌いなものを考えてみる。
②それらを踏まえた上で、ありのままの自分の姿を想像する。
(好きなものを生かす(自分の長所を生かす)ことを考える。)
③そのヴィジョンは自分の実力に見合っているかチェックする。
(自分が地道に少しづつ頑張れば実現できることを決意をする。能力以上の突飛もないことを求めるのはありのままの自分を認めていない証拠です。あなた自身が自分のことを辱めていることに気が付きましょう。)
(幸せは複利で増えることをイメージしましょう。毎日のちょっとの試みが、一年後には現在の自分の幸せが30倍以上に増えるのです。1.01の365乗はいくつになるか計算してみてください。)
④ありのままの自分を受け入れる人を見つけてその人を大切にする。一方ありのままの自分を認めてくれない人とは距離を置き自立する努力を始める。
⑤人間関係の充実を実感し、それらが幸せの源泉であると確信する。
(この段階で人生の歯車が逆回転するのを実感します。)
大切な人を大切にすることが出来るようになるためには、まずありのままの自分を認め、その姿を自分自身で納得することが大事です。
そうして初めて他人の愛情に気が付くことが出来るようになり、大切な人を見つけられるようになり、その人のためには恐れを抱かずに戦うことが出来るようになるのです。
次回は自分の気持ちを正直に話すことについて考えてみましょう。
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