うつの時に好きなことを考えるというのは無理です。
(最近流行りの新型うつというのがありますがその場合は趣味のことが考えられるそうです)
人に会うのもおっくうで、スーパーの店員に会うことすらできません。
病院の先生に薬を処方していただき、ひたすら寝るという生活が続きます。
しかし、もし本当に何も考えない時間が取れたなら、一ヶ月くらいしたら何かをしたいという欲望が芽生えてきます。
その時に「今日の良かった出来事」を毎日三個づつノートやスマホに記録することをお勧めします。
自分の身の回りに幸せな出来事が沢山あるということに気が付くだけでなく、自分は家族や周囲の人に守られてきたということを気が付くことができるでしょう。
良いことを意識して、好きなことを積極的に行うということを続けると、やがて本当に熱中できることを見つけられるものです。
最初はいやいやでも昔好きだったことや、やりたかったことを始めると、本当にそれらを続ける気力が出てくるのです。
これはうつの人が周りに勧められて行うことではありません。
周囲や家族の姿を見て自分に対する信頼を感じ取り、自分がそれに気が付いてつかみ取るものです。
僕の場合好きなことを始める努力は、次のような問いかけを自分に行なうことで得られました。
- 他の人もみんな困難の中で、喜びをつかみ取る努力をして懸命に生きている
- 心の不安や恐怖が完全に無くなってから、新たな行動に移るというのは、ありもしない幻想である、みんな不安や恐怖がある中でそれでも踏み出している
- 自分の実力と理想がバランスしてないことを知った今、自分にできる新たな地道な努力を始めよう
- どのような環境でも喜びを見つけられることこそ真の人生の勝利者である
繰り返します。これは他人がうつの人に求めることではありません。うつの人自身が今置かれている状況でもなお、幸せをつかみ取り人生の勝利者になることができる(自分らしく生きることができる)と確信するための必要なステップなのです。
次回は自分らしく生きることが一番大切であることを考えてみましょう。
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各ステッブの記事とまとめの記事をリンクさせますので振り返ってご覧ください。