反対されるとなぜ恐怖なのでしようか。
①自分の利益が減るのに反論できない
②自分がフォローする労力が増えるのに反論できない
③板挟みになってどちらの人間関係を失うのに反論できない
④人気がなくなって今の立場を失うのに反論できない
⑤自分の信条、人格あるいは大切にしているものを否定されてくやしいが反論できない
⑥理解されないことがくやしいが反論できない
⑦今まで信頼して来たのに裏切られてくやしいが反論できない
こで敢えて強調して書きましたが、「反論できない」のが恐怖の原因です。
そこで言い返すために色々努力することを考えてみましよう。
①現状を調査して相手の情報の真偽を確かめる
②もし相手が正しいとすれば何が起こるかを類推し、その状態で良いかを考える
「あなたのいうことを進めるとこうなりますけどそれでもいいですね」と念を押す
③反論の根拠を集める
④反論する同士を集める
⑤反論する人を排除する
⑥情報を公に公開する
⑦ディべート方法、プレゼンテーション方法などの技法を取り人れる
どれも大変そうです。
成功すればいいですが、いい加減な相手の言いがかりに一々このように対応していてはこちらの身が持ちません。
そこで無視をする、うまくやり過ごすということが必要になるわけです。
しかし無視をするのも、ただ黙っていては敗北感が増すだけです。
そこで自分の心を守るためにあることをお勧めします。
これまでの話を振り返ってください。
問題は反論できなくて恐怖になってしまうことです。
ですから何を言われても動じないことを目指すのです。
ここで前提があります。
これまであなたは自分らしさを実現するために日々努力を積み重ね、毎日着実にそのことに向き合っています。
毎日の生活の中で充実感が湧いてきて、人を良く観察する余裕が出て、自分の課題と周囲の人々の課題がはっきり分離されています。
このように自分の気持ちを落ち着けてから、相手にしゃべらせるだけしゃべらせて、最後にあなたは一言こう言いましよう。
「わたしはそう思わない」と。
基本的にこれだけでいいです。
あなたはそれだけのことを言う権利があります。
あなたはそれだけのことを言う資格があります。
反対意見を言う人に、わたしはあなたに反対ですと穏やかに、しかし強い意志で伝えることができます。
「わたしはそう思わない」の後にその核心的理由を付け加えるのもいいでしよう。
①わたしはそう思わない、それはわたしの問題ではありません
②わたしはそう思わない、時間がありません
③わたしはそう思わない、現実的ではないと思います
④わたしはそう思わない、それでは今の仕組みが回りません
このように最後の一言を確信してから、反論理由を肉付けしていくと、心に勇気がみなぎってきます。
なぜならその意見はあなたの利己的意見ではなく、あなたが属する共同体全体の利益になることだからです。
核心を得る言葉が利己的でなく、全体のことを考えた意見である最後の言葉を見つけたならば、あなたは既に反対意見に動じない者となっていることでしよう。
次回はあるがままに生きることを認め自信を回復することを考えてみましよう。
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各ステッブの記事とまとめの記事をリンクさせますので振り返ってご覧ください。