しあわせうさぎさんの決意

教会、職場の不安、困難の乗り越え方とは?

親の死で平穏となり、初めて自分らしさを取り戻す

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親子の関係を切りたいと願ったわたしは、今こうして生きている


ご家族を愛しておられる方にはごめんなさい。

わたしは小さい時から何とかして親から離れたいと願っていました。

学生の時と社会人の独身の時は寮で生活できることを喜びました。

 

ある時、聖書のマタイの福音書を読んだとき、こんな箇所が出てきました。

マタイ22:30 「復活の時ときには、彼らはめとったり、とついだりすることはない。彼らは天にいる御使のようなものである」

つまり天国に行けば家族の関係は解消され、みんなそれぞれ独立した立場になるというのです。

普通はこの聖書箇所を読んだとき寂しくなるものですが、わたしはむしろ喜びました。

 

しかし離れても離れても、心の上にのしかかる両親の呪縛の思いはなくなりませんでした。

両親からの心の自立は距離の問題ではありません。

自分自身の経済の問題だけでもないように思います。

経済的にも精神的にも親から自立しても、その後も親の方からからみ続けられることもあるでしょう。

親が起こした親戚の問題を後始末するはめになったとき、わたしは法律で親子の関係の解消を出来たらどんなにいいかと思いました。

連絡の取りあうことも拒否される、病気の治療をすることも拒否される、住所を変更して住民票の無い場所で介護上の問題を解決しなければならないとなる、などの状態を目の前にしたとき、わたしは本当にやつれてうつ状態になりました。

 

しかしこのような状態でもなお、わたしの心に世間に対する見栄が潜んでいるのと覚悟の無さがあるのを悟りました。

このようなことを通り越して、親が亡くなった今、本当に心の重荷が取れたことを告白します。

親の責任が自分の身に降りかからなくなった時、初めて両親を一人の人間として考えることが出来るようになりました。

もう両親への思いを修正したところで、その関係を良い方向に転換できるわけではありませんが、自分と血のつながりのある、かつて憎んでいた親を冷静に受け止め、自分と姿や考え方が似ていると気が付いた時、本当に心から悔い改める気持ちが起こされました。

自分自身が変われるのは、コピー元である両親を一人の人間として冷静にみられるようになった時がきっかけになります。

そして今度は自分がこのような不幸の種にならないように自制しなければなりません。

お金のことばかりを考えていた親を軽蔑していましたが、人生経験を積むにつれてそれが真実を図る重要な目安になることと悟ったのも近年です。

だからこそ先細りの現実に惑わされず、自分らしく理想と現実を一致させる(ほどよい目標を定める)ことが重要と思います。

①失うことに固執しないでそれを受け入れる。

②今できることを精一杯行う

③残っている今の環境に感謝する

④核となる考え方(愛)に基づきライフワークを実行する

 

自分の見えないことが見え始め、かつて自分の親が陥った不幸も道を再び歩まないために、自己実現を豊かに果たしていく道を真剣に探していこうと思います。

各ステッブの記事とまとめの記事をリンクさせますので振り返ってご覧ください。