親の精神状態が未熟だと、子供に対して親に満足を与えることを強要します。
それも自分は悪者にならないように、あたかも子供の方がそれを望んでいるかのように仕向けます。
そして親の意向に従わなければ、「あなたを棄てる」と脅迫するのです。
このようなことが行われた証拠は残っていません。
「わたしはそんなことは言っていない。嫌ならあなたが断ればいいのだ。」と言われるのが関の山です。
わたしの父親は横暴でかつナルシスト。わたしはこのような父親になるべく顔を合わせないようにしていました。
母親は夫婦関係がうまくいってないことの仲裁をわたしに強要しました。
母親に味方する親戚からも母親を守るように脅され続けました。
親に対して自由に口を聴けない状態で育ったわたしが、初めて親の意向に従わなかったのは結婚の時でした。
依存心の強いわたしは、結婚してからもこれまでの綱渡りの親子関係を続けようとしました。
しかしついに親子関係が破綻しました。
依存心の強いわたしは、社会に出てからも、これまでの親子関係をひな型として、周囲との人間関係を構築していました。
そして気が付けば、周囲の人間もわたしのことを利用しようとする人間ばかりになっていたのです。
毎日が砂を噛むような思いで、楽しいとか、綺麗だとか、美味しいだとかの人生の楽しみを一切知らないような毎日を過ごしていました。
この時わたしは死んでしまうのではないかと思うくらい恐怖を覚えました。
わたしはうつ状態になり、しばらく体職をしたほどですが、このことを通して、社会でのそれまでの人間関係の多くを整理されることになりました。
しかし人間関係の多くを失っても実際には困ることはなく、日がたつにつれて、わたしはそれまで背負ってきた重荷が軽くされたのを覚えています。
心の借金を返済することができたのは、わたしが人生の一番大切な結婚という場面で決して自分の気持ちに妥協せず、やりたいことを貫いたことがきっかけでした。
親からや周囲の人の抑圧に屈することなく、小さな戦いを通り越していったことで、わたしは初めて、心が自由にされ、絵を描きたいとか、音楽を聴きたいとか、綺麗な風景を見て感動したり、美味しいものを食べてうれしくなったりしました。
①抑圧する者との人間関係には自由がない
②搾取する側は自分が悪者になりたくない、だから相手の気持ちにまで介人する
③搾取される側は自分が搾取されていることに気が付かない。それを幸せだと思っている
④このようなことを続けると、うつ状態になり人間関係が破綻する
⑤しかしこの破綻は本当の幸せへのスタートである
⑥幸せは戦って勝ち取るもの、自分の意志で戦ったら、たとえ負けても搾取されることは確実になくなる
⑦戦いの積み重ねで、自分に自信が与えられ、生きる感動が戻ってくる
⑧自由と幸せは一見不幸と思われる試練からもたらされる、そのような道を歩み始めて、ひとつの区切りを与えられると、自分の過去の人生全てを受け人れることができる
今毎日の苦しみの中にあるあなたは、意識の変化だけでいままでと全く異なった風景を見ることができます。
今大事だと思っている人間関係は、あなたに自由を与えてくれるでしようか。
将来の損得勘定抜きで、あなたを幸せの場所へと送り出してくれるでしようか。
まず自分の核となるもの、母なるものを見つけ出してください。
そしてそれを信じて、勇気をもって歩み出して下さい。
自分らしくて、本当にそれが愛に包まれているものなら、無理に考えなくても行動が先立ちます。
自分の本当の心に気が付いてあげてください。
次は他人に従うことからの脱却について考えてみましよう。
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