しあわせうさぎさんの決意

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出来ることしかしない人は、やがて出来ることもしなくなる

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やる気がないことを自分で選び取っていると考え、その原因を探る


やる気の出ない状態というのは誰にでもあります。

一生懸命にやったのに成果が出ない。

どうせわたしにはできっこない。

あの人がいるからどんなにがんばってもダメ。

などです。

アドラー流に言うと、自分は成果を出したくないので、やる気がない状態を自分で創り出しているということでしよう。

こんなことを言うと怒りだしてしまうことがあるかもしれませんね。

でももし環境が悪くてできないというのが本当なら、そしてその環境が自分で変えられないとしたら、あなたは一生成果から見放されることになります。

もちろん他人から「あなたは自分でやる気を無くしたがっている。」と言われたら、もうその相手とは話をしたくありません。

しかし自分自身が自分の心に問いかけて、なぜやる気を無くすことを選び取っているのだろうと考えることは、人生の転機を得る大きなチャンスかもしれません。

そしてもしアドラーが正しいとすれば、成果を得るために心を開いて主体的に動くことを選び取ることで、実際その通りに幸せをつかみ取ることができるかもしれません。

 

もう少し考えてみましよう。

成果を出したくないとしたらなぜでしようか。

責任が増える、仕事が増える、時間を取られるから、人と接したくないから、怒りや憎しみを持ち続けたほうが責任転嫁して楽だから・つまり現状維持していたほうが楽だからです。

これがもっと進むと現状維持すらできなくなります。

周囲の人の人間関係が崩壊し、やがて本格的なうつに至るかも知れません。

昔あるプロ野球選手がいたそうです。この選手は自分が取れるゴロしか追いかけなかったそうです。そうするとそのうち取れるゴロさえ追いかけなくなりました。この選手はほどなくしてプロ野球選手をやめたそうです。

 

こんなことにならないためにやる気のない部下に何を伝えたら良いでしようか。

①やる気のない人は、幼い時母親にあやしてもらったように、すべてを受け人れてもらいたいと思っている

②一方で高い理想を持ち、自分は本来多くのものを為しうる能力を持っていると思っている

③まずは時間を取って静養してもらう、一緒に遊びに行って心を開いてもらえればもっと良い

④話をとことん聞く、そしてこの人の興味を知り、どんな仕事が向いているかを考える

⑤機会をとらえて、「今どうしても助けて欲しい」旨を伝え、その人が活躍できる仕事を頼む

⑥大きな成果よりも、その人らしい良さを発揮した点について評価の意を伝える

 

自分の周りにいたやる気のない人は燃え尽き、低い自己肯定感、責任転嫁の状態でした。

これらの人はうつ状態かもしれません。

昭和流なら甘えている状態に渇を人れるという所でしようが、人間関係が密で先行きに希望がある時代と現在では背景が全く違います。

まずは信頼関係を築き、恐怖と劣等感の根源を共有して、時間をゆっくりかけて励ましまし

(うつ状態からの回復については、こちらをご覧ください。)

次回はマウントを取りたがる人について考えてみましよう。

各ステッブの記事とまとめの記事をリンクさせますので振り返ってご覧ください。